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コラム

2025.02.20

高校生の留学のタイミングや方法、費用目安、よくある疑問まで徹底解説!

「留学って、高校生のうちからできるのかな?」「英語の本場で語学力を磨きたいけれど、そもそも英語はほとんど話せない……」留学に興味があっても、わからないことが多く、なかなか決断できない人もいるかもしれません。

本コラムでは、高校生の留学について詳しく解説します。さまざまな方法や特徴があるため、ぜひ自分の留学のイメージを思い浮かべながら読んでみてください。

高校生の留学はいつ行く?プラン例をご紹介

留学と一言で言っても、たくさんのタイプがあります。ここでは大きく4つの留学プランを取り上げていきます。

短期留学

最もポピュラーなのは、短期留学ではないでしょうか。目的は「語学を習得すること」。夏休みや春休みの期間を利用して、1~8週間ほどかけてその地の言語を学びます。一人で現地へ渡るため、好きな国や地域を選べることが多いです。

グループツアー

一人ではなく複数人で海外生活を送るのがグループツアー。添乗員などのスタッフが引率するのも安心できるポイントです。短期留学と同じく、夏休みや春休みの時期に1~2週間ほどで行われることが一般的。語学だけでなく、現地の学生との交流や文化体験などさまざまなプログラムが用意されています。

高校留学

近年人気を集めているのが、高校留学です。期間はひと学期分ほど。言語を学ぶだけでなく、現地の学生との交流でコミュニケーション力も高めながら高校生活を送ります。

なお、日本へ帰国した際に何年生になるかは、在籍する高校の校長の判断によって変わります。しかし「留学扱い」で行われた留学の場合は、留学先での単位を日本側の高校で認められるケースも多そうです。

大学留学

将来的な話ですが、2~4年間で、現地の大学の学位を取得する大学留学もおすすめです。専門的な分野を学びながら、語学力を身につけ、異文化コミュニケーションにも豊富に触れられる機会になるでしょう。

国によりますが、海外の大学の試験では書類が重視されることも多いようです。特に「高校生活でどのようなことに力を入れたか」はよく問われるため、高校生のうちから何か「一生懸命に取り組んだ」とアピールできるような経験を積んでおきましょう。

高校生にはどんな留学ができる?方法例をご紹介

ここからは、高校生の留学はどんな過ごし方ができるのかを紹介します。

ホームステイ

「留学と言えばホームステイ」というイメージが強いかもしれません。ホームステイは、留学する高校の近くの一般家庭(ホストファミリー)に滞在しながら生活を送るスタイルです。現地ならではの暮らしや文化(クリスマスパーティなど)や、家庭的な食事を楽しめるのも大きな経験となりそうです。

ホストファミリーは、長期にわたる留学生活で一番近くにいる人たちとなるでしょう。帰国する頃には名残惜しくなるほど、「第二の家族」のように関係が深くなる人も多いようです。

留学では、学生同士で共同生活を送る学生寮という選択肢もあります。現地の学生だけでなく留学生なども受け入れています。2~3人で一つの部屋を割り振られることが一般的ですが、中には個室があるところも。また寮の管理スタッフは24時間滞在しているところも多く、夜間の緊急時も安心です。

ただし、ホームステイのように世代を超えた交流や、現地ならではの暮らしや文化に触れる機会は少ないかもしれません。

しかし寮には勉強や課題をフォローしてくれるところも多いため、勉強にきちんと集中したい人にはおすすめです。

ホテルなどの宿泊施設

グループツアーの中には、リゾートホテルなどの宿泊施設で寝泊まりするケースもあるようです。基本的には2~3人での相部屋です。しっかりと勉強もしながら、リゾート気分も味わえるなど、ひと味変わった留学経験ができそうです。

高校生の留学先におすすめの国

世界の教育と研究をけん引するアメリカ、広大な土地で良質な経験を積めるカナダは、英語を学ぶための短期留学や語学留学を積極的に受け入れています。また歴史と伝統と最先端のカルチャーが共存するイギリスやアイルランドなども人気。

またオーストラリアやニュージーランドでは留学はもちろん、ワーキングホリデーなども盛んです。そして近年は、多民族国家のマレーシアやシンガポールなど、アジアへ留学する人も増えています。

高校生の留学にかかる費用目安はいくら?

留学先の国や学校、留学タイプや期間によってかなり変わります。

短期留学やグループツアーは、30万円~50万ほどが標準。長期的な留学の費用で見ると、180万円~250万円が一般的のようです。

「費用を考えるとハードルが高いな……」と思うかもしれませんが、留学のための奨学金制度のあるところも多いです。日本はもちろん海外でも、政府や地方自治体、さまざまな民間団体が募集しています。こういったものを活用すれば、少しでもリーズナブルに留学したり、また奨学金の分ワンランク上の留学を目指したりと、留学の可能性は広がりそうです。

高校生の留学の流れ

「留学にはすごく興味があるけれど、自分に合った国も留学タイプもわからない……」そう悩む人は、ぜひ説明会や相談会に行ってみてください。

留学を支援している民間企業や団体では、セミナーや説明会、無料カウンセリングを随時行っています。留学したい生徒本人はもちろん、「子どもに留学させてあげたい」という保護者向けのものもあります。

セミナーや説明会では、留学に必要な知識や、ビザの取り方、国・地域の物価情報はもちろん、留学を成功させる秘訣などをレクチャーしてくれるところも多いです。カウンセリングでは、専任カウンセラーが一人ひとりの目的や予算、希望などを聞き、それにピッタリな留学プログラムを選定してくれます。

高校生の留学後の進路

まずは、短期や1年未満の留学の場合。日本で在籍する高校に戻って復学します。学校によっては海外の高校で取得した単位を認めてもらえるため、同級生と同じ学年で勉強することができます。ただし学校長の判断になるため、日本側の高校にきちんと確認を取りましょう。

次に、長期的な留学の場合。進学先の可能性が一気に広がります。2年以上の留学を終えると、日本の大学の入試を帰国子女枠で受けられ(AO入試・自己推薦入試も含める)、私立の難関大学へ進学できるケースもあります。また日本にとどまらず、海外の大学へ進むという選択も良いでしょう。

高校生の留学によくあるQ&A

Q.海外が初めてで不安です。

「言語や文化の壁もあって、知らない土地へ行くのは不安……」そんな人に、まずは長い旅行を楽しむ感覚で「短期留学」へ行くという選択肢をおすすめします。また、不安をゼロに近づけるためにできる準備はたくさんあります。留学の説明会やカウンセリングを受ける、高校で留学に詳しい先生や職員に相談する……などなど。

早いうちから海外を経験することは、きっと価値観が大きく変わり、将来進む道も広がります。ぜひ、一歩踏み出してみましょう。

Q.英語力に自信がなくても留学できますか?

「英語は苦手で……」という人も留学できます。中でもおすすめなのが短期留学。短期留学の場合は語学習得を目指している人も多く、現地の学校やホストファミリーもその前提でフォローしてくれるでしょう。

Q.留学先ではどのような学校に通えますか?

高校生の留学の場合、一般の私立高校や公立高校の他、インターナショナルスクールへ通えるケースもあります。

私立高校は一番ポピュラーな留学先。少人数制で授業を受けられる学校や、独自の教育プログラムを掲げる学校もあります。公立高校の場合はホームステイが多く、費用も抑えられるでしょう。インターナショナルスクールは審査基準が高いですが、さまざまな国や地域の出身者が集まり、いっそう国際色豊かな環境で学ぶことができそうです。

Q.不登校・成績不良・欠席等が多くても留学は可能ですか?

可能です。「不登校で、この先どうしていいかわからない」「中退したけれど、高校卒業資格が欲しい」「勉強は苦手だけれど、海外生活を送ってみたい」――そんな人の留学をサポートしている民間企業・団体や機関はたくさんあります。

「本気で留学したい」「大きな挑戦をしたい」という熱意を見せて相談すれば、自分に合った留学の形を紹介してもらえるでしょう。

留学先で一生懸命に取り組めば、日本での前進も見えてきます。例えば日本側の高校の単位として認められたり、帰国子女として日本の大学に入学できたり。その頃には自信も持てるようになるでしょう。

通信制高校なら、開志創造高等学校

開志創造高校は、4つの大学、34つの専門学校、2つの高校のノウハウと約50年の教育実績をベースにした広域通信制高校です。

教育理念「開志・自律・創造」のもと、自ら問題を発見・解決し、新たな視点・価値を創造できる人材の育成を目指し、職業探求専攻、高校・大学連携専攻、アニメ・マンガ専攻、eスポーツ専攻、アスリート専攻など、8つの専攻を展開しております。

また、高校生活に関する相談はスクールカウンセラーが、学び・進路に関する相談は担任、職員しっかりとサポートする体制により、進路未決定率0%を実現します。

まとめ

「留学って、思っていたよりもハードルが低そう」ここまで読んでくれた人は、そう思えたのではないでしょうか。留学先では英語などの語学力を磨けるだけでなく、人や文化との出会い、忘れられない体験などもできるでしょう。将来の可能性もぐんと広がるはずです。

留学は全日制高校だけでなく、多くの通信制高校でも積極的にサポートしています。「留学してみたい」という目標がある人は、ぜひ通信制高校への進学も検討してみてください。