コラム
転入と編入の違い。手続き・期間・学費・よくある勘違い。いろんな疑問をまとめて解決。
高校生活の途中で「今の学校でいいのかな?」と感じることは、決して珍しくありません。学校生活の悩みや転居、学びたい分野の変化など、さまざまな理由で「転入」「編入」を検討する生徒・保護者の方が増えています。
しかし実際には、
- 「転入と編入ってどう違うの?」
- 「手続きの時期はいつまで?」
- 「学費や単位はどうなる?」
といった疑問や不安の声も少なくありません。
このコラムでは、通信制高校を含めた視点で「転入・編入の違いと流れ」を分かりやすく解説。
さらに、新潟市にある開志創造高校の実例を交えながら、転入・編入を前向きな“再スタート”として考えるためのヒントをお伝えします。
転入と編入の違いを整理しよう
まずは基本となる「転入」「編入」の違いを確認しましょう。
POINT①:転入=在籍校に籍がある状態での転校
現在の高校に籍が残っている生徒が、別の高校へ移ることを「転入学」と呼びます。一般的には「今通っている学校を途中で変える=転校」イメージです。在籍状況や成績証明書など、現学校からの書類提出が必要になります。
POINT②:編入=一度退学・中退した後の再入学
何らかの理由で高校を中途退学した後、再び別の高校に入るのが「編入学」です。退学した時期によって単位の扱いが変わるため、単位認定や再履修の有無を事前確認することが重要です。
POINT③:どちらも「再スタート」のチャンス
学びをやり直したい、環境を変えたいという思いを叶える仕組みです。開志創造高校では、「自分らしいペースで学べる通信制課程」を活用し、転入・編入どちらにも柔軟に対応しています。
転入・編入の流れと必要書類
転入・編入の具体的な流れは「状況」によって少しずつ異なります。ここでは代表的な3つのケースをもとに整理してみましょう。
ケース①:高校1年の秋ごろに転入を希望する場合
高校に入学して半年が過ぎた秋頃は、学校生活にも慣れてくる一方で、「思っていた雰囲気と違った」「授業内容や友人関係に悩んでいる」などの理由から、転入を考え始める生徒が増えるタイミングです。保護者の方にとっても「このままで大丈夫?」と感じる時期かもしれません。
手続きの流れ
- 現在の学校へ転学の意思を伝える
まずは担任や進路指導の先生に相談し、転学願を提出します。
その後、「転学照会」「成績証明書」「在学証明書」などが発行されます。 - 転入希望先(例:開志創造高校)へ相談・出願
開志創造高校では、電話やWebフォームから転入相談が可能。
転入試験(書類審査・オンライン面接)などを経て、入学可否が決定します。 - 転入後の流れ
多くの高校では、単位認定は年度末に行われます。そのため、年度途中で転学すると、転学時点では修得単位数はゼロとなっています。転入後は、転入先の高校で添削課題(レポート)、面接指導(スクーリング)、各科目試験(テスト)に合格することで、1学年としての学習を継続再スタートできます。
通信制課程は「環境を変えてリスタートしたい」生徒にとって最適な環境です。
注意点
- 単位修得のためには、転入先の高校で添削課題(レポート)、面接指導(スクーリング)、各科目試験(テスト)に合格する必要があります。
- 「いつ退学(転学)」と「いつ入学」するかのタイミング管理が重要です。
開志創造高校のサポート
開志創造高校では、年度途中でも転入受付を毎月実施しており、「10月からの転入」「冬休み明けからの再スタート」などにも柔軟対応。また、担任やスクールカウンセラーなどの専門スタッフがしっかりサポートするため、学習の遅れや環境の変化に不安がある生徒も安心して新生活を始められます。
ケース②:休学中・不登校の期間がある場合
学校に通えない日々が続くと、保護者の方も「このままでは卒業できるのか」と心配になります。実際、通信制高校では「休学中」「不登校からの転入」ケースが年々増加しています。
手続きの流れ
- 現在の学校に在籍している場合
現在の学校から転学照会状と成績証明書を取得します。
登校日数や単位修得状況に応じて、引き継ぎ可能な単位を確認。 - 休学中の場合
在籍校との調整が必要ですが、開志創造高校では個別相談で現状を整理し、「いつ転入できるか」「どの単位を活かせるか」を一緒に検討します。 - すでに退学済みの場合(=編入扱い)
退学時点での成績証明書を基に、履修単位を再計算。
再スタートできる時期や学年を調整します。
注意点
- 不登校期間が長くても、認定された単位があれば、引き継ぎ可能です。
- 無理に登校を再開するより、通信制で「少しずつ学習習慣を取り戻す」方法が効果的です。
開志創造高校のサポート
- 開志創造高校では、メンタル面と学習面の両方から支援を行います。
- 担任がレポート提出やオンライン授業の進捗をフォロー
- スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教育支援コーディネーターによる心理的サポート
「学校に行くのが怖い」「人間関係で疲れた」などの悩みを持つ生徒も、自分のペースで高校生活を再スタートできます。
ケース③:転居・引っ越しに伴う転入
保護者の転勤や家庭の事情など、環境の変化により転居が決まると、「新しい学校を早く決めなければ」と焦るケースが多く見られます。しかし、地域によっては全日制高校の受け入れ枠が少なく、結果的に転入先探しに時間がかかることもあります。
手続きの流れ
- 転居先の地域で受け入れ可能な高校を探す
新潟市周辺では、通信制高校が年間を通じて転入受付を行っているため安心です。 - 現学校での手続き
転学照会状・在学証明書・成績証明書を取得。
転入先の学校に必要書類を提出し、面談・入学手続きを進めます。 - 転入後のサポート
通学スタイルを選べるため、
新しい生活リズムに合わせて学校生活を設計可能です。
注意点
- 転居のタイミングによっては、転入先決定までの空白期間が生じることがあります。
- 転居予定が決まった時点で、早めに転入相談をスタートすることが重要です。
開志創造高校のサポート
開志創造高校は、新潟市の中心部(中央区)に位置しており、交通アクセスが良く、近県からの通学も可能です。
さらに、
- 年間いつでも入学可能な体制
- 転入後の生活支援(通学・進学・奨学金など)
を整えており、転居後もスムーズに学びを継続できます。
「転入」も「編入」も、決して“後ろ向きの選択”ではありません。むしろ、自分に合った環境で再スタートするための、前向きな選択肢です。
開志創造高校では、
- いつでも相談できる窓口
- 保護者・本人との個別面談
- 通信制ならではの柔軟な学び方を通じて、一人ひとりの未来を応援しています。
まずは一度、学校説明会や個別相談を通して、通信制高校を知ることからはじめてみませんか?“高校生活のやり直し”ではなく、“これからの新しい挑戦”として、
一歩を踏み出すサポートをいたします。
学費・単位・進路への影響は?
転入や編入を検討するとき、保護者の方からよく聞かれるのが「学費はどのくらいかかるの?」「前の学校で取った単位はどうなるの?」「進学に不利にならない?」といった質問です。ここでは、その3つの不安をわかりやすく整理してご紹介します。
① 学費は全日制に比べて安い
通信制高校では、全日制高校と比べて年間の費用を抑えられるケースが多く、経済的な負担を理由に通学をあきらめる必要はありません。また、高等学校就学支援金制度も対象になりますので、安心して学ぶことができます。
POINT:家計の見通しを立てやすい!
開志創造高校では、学費の目安を入学前に丁寧に説明し、分納や奨学金の相談にも対応しています。
② 前の学校で修得した単位は“ムダになりません”
「せっかく取った単位がもう一度やり直しになるのでは?」そんな心配をされる保護者の方も多いでしょう。ご安心ください。高校で修得した単位は、文部科学省の基準に沿って他校へ引き継ぐことが可能です。転入・編入の際には、前の学校から提出される「成績証明書」や「単位修得証明書」をもとに、開志創造高校の教務担当が1単位ずつ丁寧に確認します。
結果として、
- 再履修のムダを減らし、
- 自分のペースで卒業に近づけるように、
個別にカリキュラムを調整します。
POINT:一人ひとりに“学び直しプラン”を作成
「どこから学びを再開できるか」がわかると、本人の安心感も大きく変わります。
③ 進路への影響は“ほとんどありません”
「転入・編入をすると進学が不利になるのでは?」という声もよくあります。しかし実際には、転入・編入後も大学・専門学校への進学を目指す生徒が多く、通信制高校からでも希望進路を実現することは十分可能です。
開志創造高校では、
- 進学ガイダンスや模試対策
- AO・推薦入試のサポート
- キャリア教育・進路相談
など、全日制高校と同等の進路支援体制を整えています。
また、社会に出てから役立つスキルを学べるよう、ビジネス・デザイン・情報など多彩な専攻を設置。「転入・編入したことで、むしろ将来の方向が明確になった」という声も多く寄せられています。
POINT:転入・編入は“やり直し”ではなく“新しいスタート”
一度環境を変えることで、自分に合った学び方や将来像を見つけるチャンスになります。